ワクチンの副作用


ワクチンの副作用

「がんペプチドワクチン」の副作用

「がんペプチドワクチン」の副作用 現在、「がんペプチドワクチン」の研究グループは「最先端医療開発特区」に認定された研 究グループを中心に、2,000人程度の患者が臨床研究に参加していると考えられています。 現在までのところ「がんペプチドワクチン」の副作用は非常に軽度で、重篤な副作用は報告されていません。 2009年以降、約500人近くの患者に「がんペプチドワクチン」を投与している久留米大学でも、重い副作用は皆無で外来通院で治療を続けられることが大きなメリットとなっています。

稀にワクチンを投与した翌日にだるさと微熱が出る患者が報告されています 現在、把握されている「がんペプチドワクチン」の主な副作用は、ワクチンを注射した部位の皮膚の炎症が殆どです。また、稀にワクチンを投与した翌日にだるさと微熱が出る患者が報告されています。

久留米大学に於ける副作用データ

久留米大学に於ける副作用データ 「がんペプチドワクチン」の主な副作用は、ワクチンを注射した部位の皮膚の炎症が殆どですが、久留米大学ではワクチンの注射後の副作用のデータを公表しています。 ワクチン投与後に皮膚の炎症反応が見られた患者は全体の80%に上っています。 また、投与後に発熱が見られた患者は全体の5%で、帯状疱疹が見られた患者が全体の1%、‘じんましん’が見られた患者が全体の0.5%となっています。 従って、ワクチンを投与した殆どの患者に何らかの副作用が見られますが、全体の80%の患者の副作用は皮膚の炎症反応のみで副作用は非常に軽度なことが解ります。

がんの三大療法である「外科療法」と「放射線療法」と「抗がん剤による化学療法」に次ぐ第四の療法になる 従って、今後「がんペプチドワクチン」の臨床試験が進み仮に「がんペプチドワクチン」が実用化された場合には、がんの三大療法である「外科療法」と「放射線療法」と「抗がん剤による化学療法」に次ぐ第四の療法になる訳ですが、「がんペプチドワクチン」療法は他の三大療法の重い副作用とは比べ物にならない軽度な副作用の治療法となります。 このことは現在でも「がんペプチドワクチン」に対する、がん患者の大きな期待なのです。