すい臓がん


すい臓がん

「がんペプチドワクチンTRネットワーク」

「がんペプチドワクチンTRネットワーク」 中村祐輔シカゴ大学教授(前東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター長)が代表を務める「がんペプチドワクチン」の研究グループは「がんペプチドワクチンTRネットワーク」と呼ばれています。
その研究グループには東京大学/久留米大学/札幌医科大学/国立がんセンターなど59施設が参加し、すい臓がん・食道がん・大腸がんを始め13種類のがんに対する臨床研究に900人以上の患者が参加しています。
日本全体では「最先端医療開発特区」に認定された研究グループを中心に、2,000人程度が臨床研究に参加していると考えられています。
その中でもすい臓がんの臨床試験は最も先行しています。

すい臓Aとすい臓Bの2つの臨床試験が第3相の臨床試験に入っており、今年の年末か来年年初には臨床結果が出る予定です。 現在、すい臓Aとすい臓Bの2つの臨床試験が第3相の臨床試験に入っており、今年の年末か来年年初には臨床結果が出る予定です。

すい臓Bの臨床試験

すい臓Bの臨床試験 すい臓がんの臨床試験は現在、東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター中村祐輔研究室が中心になって進行中ですが、すい臓Bの臨床試験では驚くべき効果を上げています。
臨床試験に参加している30代の主婦は、末期のすい臓がんで肝臓にもがんが転移していました。

この主婦は治療していた病院からこれ以上の治療法はないと言われ、やむなく今回の臨床試験に参加しました。 この主婦は治療していた病院からこれ以上の治療法はないと言われ、やむなく今回の臨床試験に参加しました。
臨床試験では月に数回通院して注射を打っただけで、肝臓に転移したがんが消え今は家族旅行を楽しめるまでに回復しています。
今までのがんの闘病が嘘の様な驚くべき回復と言えます。
一方、東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター中村祐輔研究室とオンコセラピー・サイエンス鰍ェ共同で臨床試験を行っているすい臓Aの臨床試験では目立った成果が出ていません。
すい臓Aはがん細胞そのものではなく周囲の血管細胞を標的にしているのに対して、すい臓Bはがん細胞そのものを対象にしている点が違っています。

今後は臨床試験で成果が出た「がんペプチドワクチン」を量産すれば良い訳で、多くの患者や専門家が期待を寄せています。 今後は臨床試験で成果が出た「がんペプチドワクチン」を量産すれば良い訳で、多くの患者や専門家が期待を寄せています。